いま世界は新型コロナウィルス蔓延による未曽有の混乱に陥っています。
一つの型が落ち着きを見せるとまた変異型が発生しイタチごっこの様相を呈しているこの社会状況は「withコロナ」としてまだしばらく続くことが予想されます。
「ウィルスは生物であるか」といまだ議論されているように、ウィルスは自身で増えることができません。ではどのような手段で大流行を起こすかというと、細菌を宿主としてその細胞内で自己を複製し増殖します。このウィルス増殖に必要な宿主の筆頭がカビ(真菌)なのです。
根本的なウィルス対策は、カビへの対処なくして完成しません。
ウィルス単体への不活化試験、1~数種の菌への対応試験を通過しただけの除菌剤では、ウィルス増殖は止められません。殺菌し続けるだけでは解決できないのです。
Adoxは菌を滅するのを目的とするのではなく、菌の悪影響を抑え、無害化を長期間継続する「共存」を目指しています。強い薬剤を使えばその場の菌は死滅しますが、空気中には浮遊菌という同種の菌が無数に存在しており、薬剤の効力の消えた「空白地帯」に再び増殖を始めます。しかも強い薬剤の繰り返しの使用はそれだけ強い耐性菌を生み出してしまうのです。市販の風呂のカビ取り剤は数年おきに濃度を濃くせざるを得ないため、現在では発売当初よりも非常に濃く危険性も高い薬剤となってしまいました。
Adoxの衛生管理は、「忌避効果」という反応が特徴です。Adoxは殺菌剤のように菌の細胞の核まで破壊せず、周りにある細胞壁のみを壊します。すると瞬間的に死滅しなかった菌により同種の浮遊菌に対し「危険信号」が発せられ、菌が近付かなくなります。細胞壁を壊された菌はその後死滅し、衛生空間が維持されるのです。
これが、耐性菌を生まないAdoxの抗菌メカニズムです。